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かたん工作日記

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2022年 09月 12日

「かるかん」

なぜか見た目で釣られてしまう食べ物があるんだけど、
その中のひとつに、鹿児島の郷土菓子カルカンていうのがある。
そのお菓子のアンコとか入ってないのが好き。
でも、普通には売ってなくて、食べたい時は鹿児島に行った人に頼むか、奄美空港で買うかしかないんだけど、
奄美空港のはアンコが入ってるので、本当に好きなカルカンとは違う。

そしたら、ウチの奥さんが近所のスーパーでカルカン粉っていうのを買ってきてくれた。
「かるかん」_d0051533_09503059.jpg
へー、作れるんだー。
レシピみると意外と簡単。
ここ最近はアマゾンさんのおかげで、何日か待てば手に入ってしまう環境なので、
島に来たばかりの頃の、手に入らない食べたいものは自分で作るっていうのを思い出した。

て、ことで、娘を巻き込んで、カルカン作り開始。
料理はするけど、お菓子つくるの初めてかも。
長いもと砂糖とカルカン粉を、ほぼ1:1:1で混ぜる。
長いもが200gくらいだったから、砂糖も200gくらい、、。
すごいたくさん砂糖入れるのね、、、。

「かるかん」_d0051533_09503399.jpg
せいろで蒸す。
「かるかん」_d0051533_09565868.jpg
できあがり!
けっこう簡単にできた。
うまい!
そして、お土産かるかんと、そんなに違わない、気がする。

「かるかん」_d0051533_09503788.jpg
このカルカンと共通する見た目で食べたくなる食べ物は、
ハンペンとマシュマロを筆頭にちくわぶ、つきたての丸餅、花巻、白いキノコとかも好き。
あとはミルクプリンとか。

こんどは甘くないカルカン作ってみよう。


夕方はなんとなくバイクでぶらり。
最近、工事中で通れなかった峠道が開いてたので、走ってみる。
通れたけど、まだ工事は終わってなくて途中は砂利道だった。
「かるかん」_d0051533_10150506.jpg


# by takemaru-01 | 2022-09-12 10:20 | 日々の話
2022年 09月 09日

円錐

キャドで図面かいて、レーザーで切ってもらったステンレス板に油性ペンで放射状に線を書く。
円錐_d0051533_11051101.jpg
ちょっと前に手に入れたタブの切り株に丸のこで溝いれて、
板を凹に合わせて叩いて曲げる。
円錐_d0051533_11051536.jpg
三本ローラーで軸をずらしながら丸めた方がキレイに曲がるけれど、そんなに良いローラーは持っていないので、
叩いて曲げちゃう。
円錐_d0051533_11051819.jpg
叩き跡は少ないと傷だけど、たくさんあれば槌目に見えるはずなので気にしない。
繋げて、溶接する。
円錐_d0051533_11052177.jpg
ガラスを入れて、設置して完成。
ステンレス素地に艶消しクリアで仕上げた。
これ何かというと、
屋外照明カバー。
SF映画に出てくる何かが封印されたカプセルの蓋ではない。
円錐_d0051533_11052365.jpg


# by takemaru-01 | 2022-09-09 11:11 | 日々の話
2022年 09月 01日

門扉つくった

枠に合わせて叩いた葉を取り付けいていく。
と、その前にやったことが、作業台の手直しだった。

今回の門扉は2mx2mが左右で2枚なので、幅4m 縦2mになる。
今までの作業台は3.5mx1.2mだったので、どこでどうやって作ろう、、と悩んでた。
さらにウチの作業場は借家の軒から屋根を延ばして作ったので、
奥にいくと段々高さが低くなる。
そして、普通の木材の長さ4mを基準に建て増ししていったから4mの間隔で柱があったりして、
2m角のパネル取り回しはとってもやりづらい。

う~ん、と悩んだ末、、
重い腰をあげて、作業場のど真ん中にある超重いアンビル(200㎏)を移動させることにした。
門扉つくった_d0051533_10060098.jpg
即席で鉄骨台車にヤグラを組んで、チェンブロで吊る。
門扉つくった_d0051533_10055526.jpg
先に移動させた旋盤の横に移動。
門扉つくった_d0051533_10055232.jpg
作業台に付け足して 4mx2mの台にして、
やっとスタート地点に到着。

門扉つくった_d0051533_10055703.jpg
作った葉っぱをデザイン画どおりに並べていく。
門扉つくった_d0051533_09474615.jpg
葉の茎を丸棒を叩きながら作っていく。
本当の芭蕉の茎は葉の一部なのでこんな棒じゃないんだけど、
それはそれ。
門扉つくった_d0051533_09503598.jpg
同時に極楽鳥花も進めてく。
門扉つくった_d0051533_09475117.jpg
ある程度、形になったので、屋外にひっぱりだして立てて見てみる。
「あそこの空間が寂しいねー」とか「あの葉っぱがも少し右かなー」とかバランスみて色々変える。
門扉つくった_d0051533_09504386.jpg
よし!造作完成!
軽トラだして、車庫で塗装。
まずは錆止め。
門扉つくった_d0051533_09504756.jpg
次に黒系(グラファイト系)をガンぶき。
その後でシルバーでエイジング塗装。

門扉つくった_d0051533_10341819.jpg
これで完成。
取付してきた。
現場に持っていくと小さく見えるあるある。

門扉つくった_d0051533_09375809.jpg
今週末は台風が来そうなので、垂木で養生してきた。
今回は東~南の風ぽい。
もちこたえろよ~


# by takemaru-01 | 2022-09-01 10:39 | 日々の話
2022年 08月 28日

門柱とサイン

竜の施工管理をしながら、別件の仕事もこなしつつ、次のクワズイモの葉を作り始める。
まずは、切り出しから。
門柱とサイン_d0051533_08123552.jpg
そうこうしてたら、現場から門柱が出来たよって連絡がくる。
それじゃあ、門柱に納まるサインボックスとサインも作らなきゃ、となって、
あわててそっちを優先的に作り始める。
門柱とサイン_d0051533_08123245.jpg
「Serendipity Amami」
せれん、でぃ、ぴ、てぃ、、?
オーナー曰く、
この敷地内にある別荘と児童美術図書館(放浪館)と個人所有の美術品倉庫(The倉庫)
すべてを「セレンディピティ奄美」と呼ぶ、とのこと。
セレンディピティってどんな意味ですか?
フォントはどんなが良いですか?
ボックス内は照明いりますか?
など、やりとりしながら製作する。
門柱とサイン_d0051533_08105036.jpg
文字はレーザーで切ってもらい、ピン立て
門柱とサイン_d0051533_08105352.jpg
コンクリ門柱内にステンで箱作る。
門柱とサイン_d0051533_08105667.jpg
お試しで入れてみた。
まあ、いい感じ。
あとはガラスいれて完成。

そうこうしてたら、門扉枠も来た。
今回は電動門扉になるので、門扉の枠と電動ユニットはやってもらう事にしたのだ。
装飾だけって、すごく気が楽。
門柱とサイン_d0051533_08105940.jpg
門柱とサイン_d0051533_09301813.jpg

つづく





# by takemaru-01 | 2022-08-28 08:39 | 日々の話
2022年 08月 27日

施工管理した

葉っぱの門を作る仕事と同時に施工管理の仕事もしてた。

何を施工管理してたか、というと、
島に移住してきた、と、ある絵本作家のイメージしたセイブツをオブジェにする仕事。

その作家さんが、「自分の立体化に関して任せている造形屋さんがいる」との事で、
話を聞いていくと、おや?なんか知ってる名前の造形屋さんだ。
見事に昔の自分のテリトリーでした。
しかも、オブジェ内部の鉄骨担当は自分が育った鉄工所だったので、もう、勝手知ったるな感じ。
設計も、いつもは自分が雇われている立場の会社を逆に雇うっていう面白い感覚。

そんな感じで、依頼主と作家、奄美と東京、設計から造形製作、現場整地、施工、海運手配まで。
さらに、お金の管理と、製作報告のまとめ冊子作りも。
残すは設置後の足元植栽もやらなきゃなんだけど、今は真夏なのでもうちょい陽射しがゆるくなってからする。

オブジェ製作に関しては東京の造形屋さんに丸投げなので、
日々送られてくる写真を依頼主に報告するだけで、何もする事はないんだけど、
たまに「ここどうしますか?」の質問に「こうしてください」と答えるくらい。

施工管理した_d0051533_09341634.jpg
発注から半年ほど経った4月頭についに現地施工の日。
10フィートコンテナ2台に積載され、分割されたオブジェがやってきた。

施工管理した_d0051533_09345531.jpg
さくさくと組み立てする。

施工管理した_d0051533_09350889.jpg
造形屋さんも東京から来てジョイント部分の補修作業をしてもらう。
ここでも、作業はなんもせずに道具の手配やらなんやらするだけ。




ジョイントのFRP補修が終わり、次の工程の金属溶射コーティングをする。
この溶射っていうのが、すごく興味が沸いて
色々調べてみたら、吹き付ける金属は亜鉛やアルミ、真鍮、ブロンズとか色々セットする金属ワイヤーで変えれるらしい。
今回は仕上げに真鍮を溶射した。

施工管理した_d0051533_10080720.jpg
仕上げに着色して味付け、クリア塗って、地面を埋めて 完成した。
はじめての、この規模の施工管理業務、、。
なにか色々と気づかされる事があって今後の役に立ちそう。
立場って変わると見える物も変わるもんだね。




施工管理した_d0051533_09572407.jpg
因みにここは、私設美術図書館。
オーナー個人所有の美術作品を集めて一般公開されてる場所で、
左の奥にチラッと見えるメッシュぽく見えるオブジェと、真ん中に立つ顔のオブジェはジャウメプレンサという人の作品。
左側の建物が「放浪館」という、児童図書館と奄美出身の絵画家「保 忠蔵」(タモツ チュウゾウ)さんの作品が収蔵されてる建物。
保さんが放浪画家だったことにちなんで「放浪館」という名になった。
右側が、新しく新設された「The倉庫」という名の美術館。

詳しくは以下のリンクで~



# by takemaru-01 | 2022-08-27 10:34 | 日々の話