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かたん工作日記

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2024年 11月 06日

自由

奄美の人だけなのか、鹿児島の言い方なのか判らないけれど、
島の人は、僕の所に今から訪ねて来る場合、
「今から来るからよ」
「今から来ますね」
と、言う。
「行きますね」じゃなく、「来ますね」という言い方の違い。
例えばガンダムだったら、「アムロ、行きまーす!」のところが、「アムロ、来まーす!」になってて、
「ザク(あなた)の所にアムロ(自分)が行きます!」が、「ザクの所にアムロが来ます!」と、
目線が相手寄りになってるわけで、
何か関東圏と南方の人間の、自分と他人との距離感や生活スタイルにも関係しているかもと思いながら
考え始めると頭がごっちゃになるので、素直に受け入れるようにしている。

て、ことで
自由時間が来た。
ついに僕の所に自由時間が来た。
しかも気候が涼しくなったベストタイムに。
て、ことで裏の張り出し屋根とか、動かなくなってたバイクの修理とか、
奥の土地の伐採、整地とか、
排水の側溝とか、
中学生になった娘から ついに言われた自分の部屋が欲しいとか。
うーん、これって自由時間なのか?

自由時間になる前の仕事一覧備忘録
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初めて250幅のフラットバーを買った。
全部鉄板で包んだ超重いカウンターテーブル
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ジョイント部分。
小口を斜めにして、
わざわざ真鍮マイナス皿ネジで止めてやった。

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ウッドベースモチーフの真鍮扉格子枠
なんか綺麗な気がする。

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晴れ間に塗装中のテーブル脚、たくさん。
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スリム&シャープ。
かっこいい。

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ギターアンプ2段積みしたいので、って。
宅急便で送らなきゃなので、組み立て式に。
ちょうどいい材料があってよかった。

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白いプラスチックの池の水量調整用の浮き。
カッコ悪いからなんかカッコ良くしてって。
劣化や腐食を考えてガラスの浮き球にした。
棒はステン。

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背もたれが外れて落ちたって。
んー?って見てみたら、これ接着?ゴム?で圧着?されてたぽくて、
本当はメーカー修理するべきなんだろうけど、島だし、
ネジを見せないのも製作者のこだわりだったんだろうけど、ゴメンナサイと思いながら
穴あけてボルトで固定した。

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あとは手摺とか、農機具の修理とかしてました。

要するに仕事がないって話でした。




# by takemaru-01 | 2024-11-06 09:59 | 日々の話
2024年 10月 14日

脇役

吊り下げ照明の根元には引っ掛けシーリングっていうのが天井にある。
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照明器具の主役はシェードなんだけど、
照明のフレームは色とりどりのガラスやシェードで隠れちゃうけど大事な脇役だと思う。
さらに、引っ掛けシーリングを隠すカバーもスタイリッシュに魅せるにはとっても大事なパーツなのに、一番つくるのがメンドイ脇役。
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そんなソケットカバーも天井の形状やランプシェードの形に合わせて色々作ってたら 溜まってきたので、そろそろ脚光を浴びさせたい。
せめて製作者がアピールしてあげないと、彼らも浮かばれんだろうと。


製作年代も、どんなシェードだったかも判らないカバー達。
先にも言ったけど、作るのは結構面倒くさくて、
天井金具を付け、そこに照明器具をブラ下げ、結線をし、カバーで隠す。
そんな手順を踏まえた物を考えなきゃならない。
いつも同じで同じパーツなら大量に作ればいいんだろうけど、なんか毎回違う形状違う方法で作ってる。

この丸いのは、鎖でぶら下げるタイプで、
丸パイプでは内径が合わないので、その都度曲げて作ってる。
コンターマシンが無いので、丸いのはちょっと面倒。
コンタほしい。
今はバンドソーとプラズマとサンダーでなんとかしてる。
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四角いのは丸よりは楽ちん。
ちなみに、支柱の端は旋盤でニップルに合うネジにしてある。

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これはいつ作ったのかも、忘れたけど、ダクトレールを隠してる。
たぶん苦労してる。
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これも昔すぎて忘れたけど、天井が斜めだったはず。
台形のカバーを斜めに切ってるので、内部の金物はひし形になるから、角度が超大変だったような気がする。
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叩いてお椀状にしたのや、もっとたくさん作ってるはずなんだけど、脇役すぎて記録がない。

あと、なんか脇役って値段が上げられないような気がするんだよね。
パカっと割れて軽くて後付けできるプラスチックのカバーも安く売ってるしね。







# by takemaru-01 | 2024-10-14 10:24 | 日々の話
2024年 09月 04日

すっきりした

今回の仕事は、奄美の私設美術館のオーナーからの依頼で、
アメリカの作家さんの作品を日本国内で製作し、設置するという仕事。
まずは作品のデータを、、と思ったらA4の紙1枚しかない、、。
ので、A4をスキャンし、イラレでなぞりながらデータ化し、
サイズ確認しながら、国内で陸送できる最大サイズの
12ミリ厚の8尺×20尺という超デカいステン板で製作する事になった。

まあ、そのサイズの板を加工できるレーザー屋さんなんて限られているみたいで、
鹿児島では見つからず、
結局、昔、オブジェの仕事をした時にお世話になった千葉のレーザー屋さんに依頼した。
依頼してみると、サクッと切れて、サクッと5月には奄美に届いた。
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それから、はや、3か月ほど作業場を占領する板。
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設置の前に今回のメインの仕事をする。
取付用の板の溶接。
12ミリ厚のステンレス板とはいえ、溶接すると曲がっていくので、
裏面を炙ったり、溶接したりして歪みを修正してみた。
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あと苦労したのは裏面溶接する為にひっくり返す作業。
250㎏の板をチェンブロとウインチでなんとかひっくり返した。
うーん、木造の梁がミシミシしてる気がする、、。
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そうこうしていると、やっと設置場所が決まり、基礎も出来たので、設置する。
これが8月中旬。

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作業場ではデカかった板も屋外で25tラフターの前では小さい、、。

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そして設置したところに台風来襲。
地域周辺は多少の損害があったし、停電も2日間と少し長めだったけど、
自宅も新作業場も新設したオブジェも無事。
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まだまだ暑いけれど、なんか夏が終わった感ですな。
さて次の仕事するか。

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# by takemaru-01 | 2024-09-04 08:33 | 日々の話
2024年 07月 26日

たのしい

たのしい格子作り。
格子デザインを任せてもらえると、自分の好きな曲線で構成できるので、とても楽しい。
でも、全部お任せじゃなくて、依頼主の思いも伝えてくれると、デザインのとっかかりになるので、
そんなのを伝えてくれると、さらに楽しい。

今回はウッドベース(楽器)をモチーフにということなので、ネックの部分をデザインの基礎にしてみた。
(ボディー部分の格子は、以前に作って納めてある)
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真鍮で作って、という依頼なので、すごく気を使う。
快削材を使っているので、熱をかけるとポキって折れるというか粉砕する。
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どうしても熱曲げしなきゃの箇所は、温度を上げすぎないように、曲げてなまして、を繰り返しながら作ってる。
あとは、見えない箇所でTIG溶接してからロウ付けとリベットで固定したり、色々と大変。でもたのしい。
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アルミの格子は、溶接で固定できるので、もう少し楽でたのしい。
熱曲げも、なんとなく黄色くなる前にやめてグニャっと曲げる。
でも、アルミも強度が心配なので、どうしてもの箇所だけしか熱では曲げない。
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真鍮もアルミも好きだけれど、やっぱり作ることと その後の強度を考えると鉄が一番好きだし たのしいな、と思う。
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# by takemaru-01 | 2024-07-26 09:54 | 日々の話
2024年 06月 20日

アリとキリギリス

さてさて、
僕が住んでいる奄美大島という島は、鹿児島と沖縄の中間にある島なんだけど、
とっても湿度が高い。
特に梅雨時期の湿度は高く、僕の髪の毛はクルクルになっちゃうくらい、湿気が空気中に充満してる。
そんな島なんで、金属の腐食は激しい。
車もエンジンより先にフレームやマフラー、ラジエターなんかがサビで崩れる。
フロントガラスもゴムパッキンの隙間でサビが発生して、
サビが中からガラスを押してガラスが割れたりする。

そんな環境の島なので、作業場を表通りに移したら、飛び込みの溶接仕事が増えてきた。
主にサビて崩れ落ちた部分の補修なんだけど、
しょうじき、サビた箇所って紙みたいにペラペラになってるし、電気も正常に通電しないから、
とってもやりにくい。
あと、とても大きい穴の場合が多い。
もっと早く持って来てくれれば、すぐ直せるのにな~と思いながら、
昔、勤めてた鉄工所の先輩が教えてくれた半自動溶接の穴埋め裏技を使って、直してる。
例えば、このバイクのマフラー。
アリとキリギリス_d0051533_21021985.jpg
こんな風に穴が開いてる箇所に、半自動で穴埋めしていく。
近くでやると大穴が開いていくので、遠くからワイヤーをパチンパチンと網みたいに埋めていく感じ。
溶接初心者で穴あけまくりの時に、先輩が誤魔化す為に教えてくれた裏技。
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これを足掛かりに、本溶接をして穴を埋めて、仕上げちゃう。
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もちろん、本当は良くない。
でも、また数か月~1年後くらいには、またサビで別の場所が穴が開くので、安上がりな応急処置としてはベストだと思ってる。
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例えば、このトラクター。
泥除けが、錆で崩れ落ちてる。
エンジンは調子がいいけど、旧式なので交換パーツがなくて捨てるのもったいないから、
泥除けだけをナンとかして欲しいっていう依頼。
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なので、紙みたいになっちゃった鉄板を除去して、新しく亜鉛鉄板を溶接したりする。

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そんな仕事をしながら、
アルミ板を叩いて、お皿状の物を作ってみたり、
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前に作ったフクロウを仕上げてみたりしてる。
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僕にとってはどっちも仕事なので、
やる事がはっきりしてて、手数が少ない修理仕事の方が気が楽だったりする。



# by takemaru-01 | 2024-06-20 21:25 | 日々の話