2011年 10月 26日
「これの内部鉄骨を作ってください」 「外装はFRPで作るので、このアウトライン寸法から10~20ミリ小さくお願いします」 という仕事。 この寸法から10ミリづつバックしたら、 内部に使える材料が一番厚い所で2センチ位しかないじゃん。 一番、薄い所は1センチしかないじゃん。 で、曲げ屋さんに出す時間もないので、自分で曲げる事にした。 曲げ屋さんがパイプを曲げる場合は形が崩れないように、 パイプにぴったり合う凹に沿わせて、油圧で曲げるか、 きっちり砂を詰めて、曲げるか、どっちかだと思うんだけど、 今回は砂詰めせずにいけそうな角度だったので、 そのまま、酸素で炙りながら曲げてみた。 比較的うまく曲がったけど、下地だから許されるレベルかな。 鉄は熱を加えると各々の粒子の結びつきがユル~くなるので、伸びて柔軟性が増す。 曲げる場合は外側は伸び、内側は縮む。 パイプの場合は中が空洞なので、側面は比較的キレイに曲がるんだけど、 外側、内側がへこんだりふくれたりする。 それを抑える為に砂を詰めたり凹に沿わせたりするっていうわけ。 こんな法則は鉄に限らず、世の中や人との関係も、って 格好つけて締めくくろうと思ったけど、 ちょっと無理矢理っぽいので止める。
by takemaru-01
| 2011-10-26 07:44
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