かたん工作日記

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2013年 07月 05日

日本初の洋館

日本古来の鉄の使い方って
農機具や日本刀みたいな道具と
建具に使う小さな装飾とか、
建築に使われる、門の丁番、お椀みたいな飾り、釘とかなので、
僕が参考にして作る物とは
デザイン的にも技術的にもちょっと違う。
(まったく違うわけではない。どっちかというとオレが真似できるレベルじゃない感じ)

だから、デザインも技術も外国(主に西洋)の鉄文化を参考にしてる。
でも、外国に行った事もないので、書籍に頼っているんだけど、
西洋の建物は(写真で見る限り)素材が石や塗り壁やレンガな感じなので、
最近の(新建材の)日本の家に取り付けると、少し無理矢理感があると思ってた。

思っていたんだけど、
奄美では昔の木造家屋が多い。
そこに西洋風の金物を付けてみたら、意外と似合う。
これは、日本の異人館とか西洋館のたぐいに近いぞって
思った。

なので、
明治、大正の頃の西洋館の写真集を買ってみた。
(もっと欲しいのがあるんだけど、4冊セットで古本プレミアが付いてて買えなかった)
d0051533_5562111.jpg

そうしたら、
その本の冒頭に、「奄美」の文字。
「日本で初めての西洋建築は奄美大島の白糖工場である」と。
「へー、そうなんだー見たい見たい」
と思って調べてみたんだけど、
時すでに遅すぎ。
どうやら、薩摩藩がイギリス人の「トーマス、ウォートルス」という技師を雇って
作ったらしいんだけど、もはや、遺跡レベル。
建築されていたらしい場所に「白糖工場跡地」の看板のみ。
ウォートルス自身も奄美の島唄に登場する位の伝説の人物状態。
(島で付き合ってた娘さんとお別れする内容らしい)
写真はおろか、図面も絵も文献もちょっと探したくらいでは、何も見つからない。
(解体された石垣の一部はあるみたい)
(ここら辺の話は奄美の古本屋さん、あまみ庵さんで教えてもらいました)

そんな感じで何も(視覚的な)収穫は無いんだけど、
なんか好きな物を調べてたら、別の好きな物が関係してて嬉しくなったていう話でした。
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by takemaru-01 | 2013-07-05 06:49 | 奄美での話 | Comments(0)


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